トリガーポイントとは?

トリガーポイント一例

※✖印の所がトリガーポイント 赤い所は痛みが出る場所です

トリガーポイントとは筋肉の深い部位や筋膜に形成された固くなったしこりのような部分をいい、痛みの引き金点という意味で筋肉そのものがもたらす痛みです。痛みの95%はこの筋肉の痛みで、残りの5%は骨折,内臓の病気,感染症,ヘルニアなどの神経圧迫と考えられています。

この理論は1983年に故ケネディ大統領の主治医だったジャネットトラヴェル博士とデヴィッドサイモンズ博士による共著「筋膜痛と機能障害:トリガーポイント・マニュアル」で発表されました。

痛みをはじめとする様々な症状はこのしこりが引き起こしているとして筋筋膜性疼痛症候群(MPS)と名付けられました。

トリガーポイントの大きな特徴としてしこりの部分を押圧すると押された所と違う場所に痛みを発生させる(関連痛)ということがあります。あたかもピストルの引き金を引いて弾が遠くまで飛ぶように離れた部位で痛みを感じるのです。

活性化したトリガーポイントはその場所だけでなく、離れた部位に痛みを飛ばすことから症状の発生部位だけ治療をおこなっても必ずしも症状が軽くなる訳ではないという事になります。

関連痛という考え方が医療関係者にさえ浸透していない為、長年痛みに苦しむ方が多い一つの要因となっています。

 

 

代表的なトリガーポイントをいくつかご紹介します。

1.腰痛のトリガーポイント

腸腰筋

腸腰筋トリガーポイント

腸腰筋は上半身を支え姿勢を安定させるのと股関節を曲げるのに使われる筋肉です

へそに近い場所にトリガーポイントができると背骨に平行して上下に走る腰痛の原因になります。

 

2.坐骨神経痛のトリガーポイント

梨状筋トリガーポイント

梨状筋トリガーポイント

梨状筋は股関節の安定と足を外側に向けるなどの役割があります。

トリガーポイントができると筋周りの痛みを発生させるのと短縮することですぐ近くを走行する坐骨神経を圧迫し、で殿部から下腿にかけてしびれや疼きを発生させてしまいます。

肩こりのトリガーポイント

僧帽筋

僧帽筋トリガーポイント

僧帽筋は肩甲骨の動きと安定に関係しています。前かがみの姿勢を日常的にとっていると緊張が増してトリガーポイントができ、コリや痛みを発生させます。状態がひどくなると頭痛を引き起こすこともあります。